コミュニケーションの黄金比
コミュニケーションの黄金比の結論は
聞く4割 リアクション3割 話す2割 間が1割
相手とのコミュニケーションを円滑に進めるためには、
話しているだけでも、
聞いているだけでも、
黙っているだけでもコミュニケーションは成立しません。
盛り上がる話題
知ってる話題と知らない話題、あなたはどちらの話しに参加したいですか?
知ってる話題の方に参加したいですよね。大人数のコミュニケーションだった場合も、知ってる話題の方が話に入れますよね?
ですがそれだと黄金比率になりません。知ってる話題だからこそ沢山話してしまうのです。
知らない話題が来たらチャンスだと思ってください。沢山質問して相手に沢山話させましょう。
聴く力をトレーニングする
口語では、意識されませんが言葉にすると【きく】も異なる漢字が存在します。
【聞く】:自分にとって有用な情報を耳に入れる
【聴く】:意識的にきく、相手の発言を注意してきく。相手の発言だけでなく心も心情もきくこと
【訊く】:必要なことを問う、尋ねる
人との関係性を築く為には、【聴く】姿勢が大切が必要であることがわかります。
傾聴で大切なのは次の3つ
①言葉以外の行動に注意を向け、理解する
(姿勢、しぐさ、表情、声の調子など)
②言葉によるメッセージに最後まで耳を傾け、理解する。
③言葉の背後にある感情も受け止める
たった2分間で傾聴力をアップする簡単な方法
トレーニング方法
- 一人二組で、1分間一人が話をする。その1分間は絶対にあなたの話に口を挟まないと約束する。
- 1分たったら私が、あなたから聴いた話の内容を説明する。その後で交代してやる。
最初の1分は相手が話してあなたが聴く時間、次の1分は、相手の話を聴き終えたあなたが、何を聴いたか話す時間です。
このやり方は、アメリカの大企業で昔から行われている傾聴トレーニングです。最初は「これなんの意味があるの??」と思うでしょうが、続けることで、気づいたら雑談力と質問力が見違えるほど上がります。
相手とやるのが恥ずかしいと思う方は、無料体験レッスンで一緒にトレーニングしてみましょう。
傾聴トレーニングは他にもたくさんあります。
リアクションをトレーニングする
傾聴ができたら、次は会話をもっと広げるためのリアクション質問をして、話を拡張させていきましょう。
興味のあまりない会話でも、リアクションをして質問をするを繰り返していくと他人事ではなく、自分ごとになっていきます。
自分ごとになるというのは、会話がどんどん楽しくなっていき、沈黙などがなくなっていくのがわかると思います。
リアクションの種類
感嘆 ⇨「へぇー♪」「うわぁー‼︎」「ホントっ⁉︎」
反復 ⇨相手の話を繰り返す
共感 ⇨相手の話に感情を込めて理解を示す
称賛 ⇨すごい!、さすがだね!
質問 ⇨相手の話をさらに展開
感嘆
(相手)「こんなことがあったんだよ」
(自分)「へー♪」「ほー!」「えー!?」「うわあー!!」「わー♡」「そーなんですかー(笑顔マーク)」
会話のうまい人は、この感嘆詞を相手の話に合わせてうまく使いこなしています。
感嘆のポイントは2つです。
①言葉の後の「!」「?」「♡」です。文字で表現するのは難しいのですが、自分の言葉の終わりに絵文字をつけるように感情を込めます。
もしあなたがコミュニケーションが苦手な場合は、「自分の思っている10倍」くらいの感情を込めてみてください。
②「~」。感嘆詞を伸ばすことです。この「~」の部分に人は感情が込もります。
試しに「そうなんですか」と「そうなんですか~」を口ずさんで比べてみてください。「~」の部分に感情が乗る感覚がわかると思います。この感情が相手に伝わるのです。
感嘆詞は強烈な力を持っています。この感嘆詞を使った瞬間、相手の話に一気にスイッチが入ることになります。
反復
「ぼく、冬はスノボざんまいなんだ」
→「へー♪ スノボですか」
「私、最近彼氏とうまくいってなくて」
→「そっかー… 彼氏とうまくいってないんだね」
「最近、ジョギングを始めたんだ」
→「わー、ジョギングかあ、いいね!」
→「皇居ランとかも、やってみようかなあって思って」
→「皇居ラン、いいね。私もやってみたい♪」
「私、カレーが大好きなんです」
→「お、カレー、いいですね♪」
→「スパイスをたくさん揃えて、自分で作るんですよ」
→「スパイスたくさん、めっちゃ美味しそう♪」
このように、話を反復することで、相手は「うん、そうなんだよ。実はこんなことがあってね…」と、次の話をしやすくなります。
共感
「わかります」
「大変でしたね」
「よかったですね」
「つらかったね」
「よくがんばったねえ」
など、相手の感情に寄り添う表現。
相手の話に深くうなずき、「相手と同じ表情」をしながら、時に勢いよく、時に静かに言います。
賞賛
「素敵♡」
「すごい!」
「さすがだね♪」など。
感嘆詞の時にもお伝えしましたが、その言葉に感情を乗せ「」の中にマークを『×10倍』くらい入れるイメージで伝えてください。
質問
「それで、それで?」
「そこからどうなったの?」
「ねえ、もっと聞かせてよ」
「今は大丈夫? つらくない?」などが質問にあたります。
いいタイミングで質問が入ると、相手の話にどんどんドライブがかかっていきます。そして相手は無理なく自然に話を展開することができます。
これら拡張話法を使う最大の目的は、相手の話を「広げる」ことです。メインで話しているのは相手で、あなたが聞く側だとしても、主導権はあなたにあると意識してください。
人は、基本的に自分のことをわかってほしい生き物です。拡張話法を使うと、相手は気分よくたくさん話してくれます。
その「気分よく、たくさん話せたな」という印象が、「また、会いたい」につながるのです。
リアクショントレーニングは他にもたくさんあります。
話すをトレーニングする
話すのが苦手な人からよく相談されるのが、
「話し始めを何を話していいかわからない」
「自分から声をかけられない」
そんな時に使えるのが「クッション言葉」です。
クッション言葉で話し始めを攻略
「もし良かったら(教えて?)」
「聞いても良いかな?」
「差し支えなかったら……」
「もし興味があったら……」「悪いんだけど」
「今、大丈夫?」
「可能だったら……」
いかがでしょう。向こうのお醤油を取ってもらうのにしても「お醤油〜!」と叫ぶより「悪いんだけど、お醤油取ってもらえる?」と、言った方が断然気持ちの良いコミュニケーションになります。
他にも、「アドレス教えてよ」よりも「もし良かったら……アドレス教えてもらえない?」の方が紳士淑女な感じがしますね。
会話の実践としては「へぇ〜●●ちゃんの趣味面白いね。差し支えなかったら、もっと聞かせてよ」と言ってみましょう。「この人、物腰柔らかで良い人そう〜」と好感度20パーセントアップ間違いなしです。
会話の間をトレーニングする
あなたは沈黙が耐えられますか?
「何を話そう…」
「話したはいいけど、すぐに会話が終わる」
そんな経験があるのではないでしょうか?
そんな時に使える沈黙にならないためのゲームを紹介します。
会話の連想ゲーム
例題
Aさん)犬といえば私はポチという犬を飼ってました
Bさん)飼っていたといえば私は家の中でリスを飼ってました
Aさん)家の中といえば、コロナ禍は外にでれないですね
ー3分後ー
ところで話は変わるけど昨日カレーをたべました
(最後に関係ない話題を振る)
ルール
NG質問は禁止
目的
瞬間的に言葉を出す練習
沈黙にならない為の練習
この練習をすることで、相手の会話から「次の会話」を見つける訓練をすることができます。また、沈黙になりそうな瞬間に次の話題を提供する瞬発力を鍛えることができます。
まとめ
コミュニケーションの黄金比とそれぞれのトレーニング方法を紹介してきました。
コミュニケーション能力は一朝一夕で上達することは難しいです。しかし、楽器やスポーツと同じで、習えば確実に上達します。会社の同期や家族、友達とどれか一つでも試してみてください。世の中には最初の一歩をしない人が99%です。
行動するだけで、上位1%に成れるのです。周りに知られるのが恥ずかしい場合は、無料体験レッスンにお越しください。あなたと同じようにコミュニケーションに悩みを持っている日本中の人と一緒に練習して、昨日よりちょっぴり成長しませんか?