リフレーミングとは?
リフレーミングとは、「物事の視点・枠組み(Frame)」を「組み直す(Re-Frame)」という意味の心理学用語です。
つまり、考え方や視点を変えることで、問題や悩みをポジティブなものに変換したり、新たな解決策を見つけたりする方法です。
詳しい説明はこちら
「リフレーミング」を学ぶことによって、その物事に肯定的な意味づけができるようになれば、
- 失敗を、学びの機会に変えられます。
- 逆境を、才能の発掘や成長の機会に変えられます。
- 挫折を、仕事や人生の価値に変えられます。
それでは、リフレーミングトレーニングで、あなたの短所を今日から長所に変えていきましょう!
リフレーミングの具体例
努力が身を結ばなかった時
あなたは資格取得をするために、日々の仕事の合間を縫って勉強に費やしてきました。しかし、試験には不合格。とてつもない挫折感と疲労感が襲ってきました。自分は何をやっても駄目だという声が頭から離れません。
これをリフレーミングしましょう…!
「仕事の合間を縫ってここまでやれた忍耐力は素晴らしい。仕事の場でもこの忍耐力は必ず発揮できるだろう。」
「挫折を味わえたことで、人として大きな成長が出来た。また、あきらめなければ道は閉ざされないのだということを体感できたのが素晴らしい。」
子供がいうことを聞いてくれない時
子供が遊園地に行きたいというので、休日は家族で遊園地に出かけることにしました。にもかかわらず、子供は朝の戦隊ものに夢中で出かける準備をしてくれません。あなたはイライラとしてきました。
これをリフレーミングしましょう…!
「集中力があるな。この子は夢や目標を早い段階で見つけると急速に芽が出るぞ」
「あせって早く出なくてもいいかな。そしたら、遊園地に行く前にやり残していたことを澄ましてしまおーっと」
物事がまったくうまくいかないと感じる時
何をやってもうまくいかないと感じる時はあるものです。あなたは昨日からそんな絶不調にいます。体の調子もよくない。寝不足。イライラも募りっぱなし。その上、仕事で小さなミスをするは、ささいなことで恋人と口論になってしまいました。
これをリフレーミングしましょう…!
「こんなにバイオリズムが最悪な中、どの事も真剣にこなそうとしている自分自身のまじめさは大きな武器だ。バイオリズムがいい時なら素晴らしい成果を残せるだろうし、恋人にももっと優しく接することが出来るだろう」
「身体が疲れ果てているんだな。身体からいい加減休めというシグナルか。こんなことでもなければ休もうとは思わなかったしな。休日は仕事を忘れてリラックスしてみるか」
思うように時間が取れない時
仕事が重なりすぎて最近思うように時間が取れません。断れない性格だからか、自分以外の仕事まで抱える始末に。これでは時間がいくらあっても足りません。自分の引き受けてしまう正確に嫌気がさしているあなたの気持ちは憂鬱です。
これをリフレーミングしましょう…!
「とても頼みやすいと思われているってことは、それだけ親しみを持ってもらっているということだろうな。人脈を形成する時にこの親しみやすさは武器になるな」
「時間が取れないほどみんなに頼られるということは、信頼されているということだ。信頼してくれている人が多いということは、こちらの都合が悪ければ助けてくれるはず。みんなに助けてもらえるようお願いをしてみよう」
上司に目をつけられてしまった時
最近、思い当たる節はないのですが、上司があなたに急に目くじらを立てるようになりました。
仕事も成績も順調な中、いきなり上司に目をつけられてしまったことに納得がいかなく、イライラして仕方がありません。
これをリフレーミングしましょう…!
「上司に目をつけられてしまった理由は俺に追い越されるのが怖いという事か。ということは、出世すればこの上司よりもはるかに結果を残せるという事だな。」
「急に厳しくなったという事はそれだけ期待されているということだな。この叱責をバネにもっと成績をあげていくぞー」
ライバル・同期に先をこされてしまった時
同期のライバルがあなたよりも先に出世してしまいました。「ごますり野郎がふざけるなよ。仕事はなにも出来ねーくせによー」という言葉が頭から離れません。表向きは歓迎していますが、はらわたが煮えくり返ってしかたありません。
これをリフレーミングしましょう…!
「たしかに自分はごまをするのは苦手だ。しかし、地道に着実に努力をして結果を出してきている。あせることはない。
俺の能力は上にいくほど有効な能力だからだ」
「出世が伸びたのはこれは逆にチャンスだぞ。出世をすると時間がなくなってしまう。まだ時間があるうちに資格をとって武装しよう。そうすれば、同じ地位になった時は俺の方がはるかに上だな」
失敗した時
あなたは大切な会議で大幅な遅刻をしてしまいました。その原因が最悪です。昨日飲みすぎてしまったため起きれなかったのです。言い訳を考えながら会社へ向かう足取りはまるで岩のように思いです。不安と緊張で吐き気がします。
これをリフレーミングしましょう…!
「良く言えば豪放磊落。俺の持ち味だしな。ここは素直に謝ってしまおう。最悪クビになるだけだ。首をはねられるわけでもない。俺の性格ならどんな仕事でも大胆にこなすことが出来るから引く手あまただぞ」
「人生の教訓を得たぞ。大事な会議の前は飲みすぎない。これでもう同じミスは繰り返さない。遅刻は最悪だけど人としてのレベルはあがったぞ」
豪放磊落[ごうほうらいらく]
度量が大きく快活で,小さなことにこだわらないさま
お金がなくなってしまった時
あなたは昨日、飲みすぎてしまいました。いい年をしているにも関わらず記憶をなくしてしまい、気がついたら自宅のベッドの上に。「あれ?おかしいぞ?財布がどこを探してもない。あれれ?やばい、失くした。」
とパニックに陥ってしまったあなた。結局、誰に聞いてもどこを探しても見つかりませんでした。
これをリフレーミングしましょう…!
「事態は最悪だった。けれども、クレジットカードの停止や、警察への届け出、状況把握が迅速にできた。人間最悪の事態をどう対処するかが大切だ。このような事態を冷静に対処することが出来る能力が自分にはあるということを知った。仕事で危機的な状況が起こった時には必ず役に立つぞ」
「飲み会の時は記憶をなくすというリスクがある以上、今後飲み会の前は現金をあまりいれないようにしておこう。こういう痛い目見ないと真剣に考えないからな。授業料と思って割り切ろう」
過去を振り返って反省している時
あなたは抱えている仕事で大きなミスをしてしまいました。結果的にそのミスのせいで企画はつぶれてしまいました。あの時ああしていれば、こうしていればと考えずにはいられません。考えれば考えるほど気持ちが沈んでいく自分がいます。
これをリフレーミングしましょう…!
「企画を任されたということは自分に実力がある証拠だ。今回は自分のミスでつぶれてしまったけれども、次の機会にはこのミスを糧にして挽回できる。一度のミスで信頼が0になるような仕事の仕方はしていない。だからこそ次の機会に最大限に努力をするぞ」
「失敗によって学ぶことはある。失敗は成功のもとというじゃないか。このミスを次に活かせばいいんだ。悩むことはない。失敗をした自分を責め続けても意味はない。」
やる気がおきない時
なんだかここ最近やる気がまったくおきません。なにをするにも力が入らないというか、生気がないというか。まるですべてのエネルギーが抜け出てしまったようです。このままではいけないと思いながらも何も出来ずにいます。
これをリフレーミングしましょう…!
「なにもやる気がおきないのなら、無理にやる気を出す必要はない。今は頭に浮かぶアイデアを楽しんでいこう。行動としてはなにもしたくない分、想像力はさえているからな。クリエイティブな仕事ならきっと役立つぞ。この空想は。」
「やる気がおきないという事は精神的に疲れているんだな。当面は自分が楽しい趣味に没頭しよう。身体も心も休ませるいい時期だな」
ハゲをリフレーミングし、ハゲイレヴン11を作りなさい
ラスト問題:ポジティブで有名な斎藤さんは、実は薄毛を気にしていました…あなただったらどう褒めますか?
01 シャンプー代、大幅に節約
- 王道はこれかと。髪を洗う際に必要となるシャンプーの量が少なくて済む。
- 年間にすると数百、数千円の差が出る!環境にも優しいと言える。
- 地球に優しい男である証明。
02 シャンプーの時間、大幅に節約
- お金だけなんてしょっぱい話じゃない。
- 人生において何よりも大切な『時間』を節約することができる。
- 洗う時間も乾かす時間を浮かして自分の好きなことに打ち込める!
03:ミニマリスト
- 時代の最先端。余計なものをそぎ落としてシンプルに生きる。
- 髪の毛はもしかしたら余分な贅沢品かもしれない。
- 物に固執しない方が身軽に生きることができるかもしれない。
04:抜け感を演出
- 抜けるのが上手。エネルギーの逃がし方がきっと上手い。
- 今流行りの抜け感ってやつ。頑張りすぎないオシャレを体現。
- 大人の余裕を醸し出す。オシャレは足元から、ならぬオシャレは頭上から。
5:見た目に貫禄が出る
- 実年齢より上に見えるので貫禄が出る。
- 大事な商談などでは若造よりも安心感が出るだろう。
5:ミステリアス
- 実年齢がわからなくなるのでミステリアスとも言える。
- 「いくつに見える?」のクイズで女心を鷲掴み
7:キャラがある
- 大きな武器が一個あるようなもの。
- 覚えてもらいやすい。それは人間関係を構築する上でとても得。
8:いいお父さん感が出る
- お父さんが先か、ハゲが先かは知らないけれど
- いいお父さんはハゲていることが多い。
- いいお父さんになればハゲてるとかどうでもいい。
9:少数精鋭
- 無駄に髪を引き連れている訳じゃなく少数精鋭隊の隊長であるだけ。
- 部下からの信頼が厚い優秀な指揮官。
10:器がでかい
- 来るもの拒まず、去る者追わず。
- 流れに身を任す、器のでかさを毛髪で表現しているだけ。
11:仲間が多い
- ハゲというだけで無条件で仲間になれる。
- 同じ苦しみや悩みを分かち合うことのできる分母が多い。
- 絆が深い本当の友ができやすい。
リフレーミングの習慣化トレーニング
①ありがたく思った出来事を毎日3つ書き出す
ポジティブなことを見つけようとする姿勢が身に付く
②その日1日のポジティブな体験を日記に残す
脳がそれを追体験する
③運動をする
行動が大切であることを脳に教える
④意識して親切な行動を取る
1日1通、だれかにポジティブなメールを書くだけでもOK