コミュニケーションとは?わかりやすく解説【効果・実例あり】

コミュニケーションとは
目次

コミュニケーションとは?

日本人の9割以上が、「コミュニケーション=うまく伝えること」だと答えます。

しかし、それだけでは50点の回答です。

コミュニケーション =

情報の交換」×「感情の共有」

 (知識)    (経験)

コミュニケーションとは人を動かすチカラなのです。

情報の交換だけのコミュニケーションは失敗する

企業内では、情報伝達がお互いにしっかりできていることを、コミュニケーションがとれている状態だとしがちですが、これは誤りです。これはコミュニケーションではなくて情報伝達です。 情報は、論理的で、誰もがその言葉通りに受け取れるもので、そこに感情は発生しません。情報伝達とコミュニケーションは異なります。

失敗例

上司に会議資料を急いで作るように言われ困っている部下

例えば、Aさんが上司に依頼され、急いで資料をまとめたけれど、当日の会議で使われなかったとしましょう。

「この件は議題から外れて、資料は使われなかった」という結果の情報だけを聞かされたとき、Aさんはどのように感じるでしょうか?急いでまとめた自分の頑張りが報われなかった、本当に急ぐ必要があったのかと、モヤモヤすると思います。

成功例

一方、その上司から、「この件は議題から外れて、資料は使われなかった。急ぎでまとめてくれたのにすまなかった。次回の議題にも挙げるから、そのときに使わせてもらうよ」と言われたらどうでしょう。

Aさんの仕事が報われなかったことに変わりはありませんが、上司の態度から、「頑張ってくれたのに申し訳ない」という感情が伝わることで、Aさんの気持ちは、おそらく前者とは違ってくるのではないでしょうか?

コミュニケーションは態度に現れます。この場合、単なる情報伝達ではなく、上司の感情が伝わることで、上司とAさんの中でコミュニケーションが成立し、「この件は議題から外れて、資料は使われなかった」という情報を、Aさんが受け止めることができるのです。

コミュニケーションは受け取る側の反応によって決まる

「伝える」と「伝わる」の違い

コミュニケーションは、「受け取る側」によって成立します。コミュニケーションにおいては何を伝えたかではなく、「どのように伝わったのか」が大切なのです。

「あなたが伝えた = 相手に伝わった」ではありません。
「あなたが想像したもの = 相手が想像したもの」ではありません。
「言葉が伝わった = 内容が伝わった」ではありません。

よくいわれるのが、「伝える」と「伝わる」の違いです。

「伝える」は、発信者の考えや報告を一方的に相手に受け渡す行為であり、あくまでも主は発信者です。相手の理解や承諾、反応を受け取ることなどは前提とされていません。

それに対し「伝わる」は、発信者の発した内容が相手に通じている状態のことです。
主体になるのは相手となります。発信者の投げかけから相手の行動や理解・感情が喚起される。
相手に気づきを与え、次のアクションへと促すことになります。

「言葉が伝わった=内容が伝わった」ではない

また、同じ単語や言葉に対しても、各人が理解している意味や価値観、前提は異なります。そして、とても厄介なのが、「言葉が伝わった = 内容が伝わった」ではないことです。私たちは、相手が話した言葉や文章を、無意識的に自分の経験に置き換えて理解してしまいます。

例えば「近くに買い物に行ってくるから、戻ったらすぐに電話するよ」と言われたら、あなたは、どのぐらいで電話が掛かってくると思いますか?

相手が話していた「近くに買い物」とは、家の隣のコンビニかもしれないし、片道20分の最寄りの駅の繁華街かもしれないし、最寄りの駅から2駅先の都心のデパートかもしれません。買い物時間も30分なのか、1時間なのか、3時間なのかは分かりません。それにもかかわらず、相手の話から自分の尺度に置き換えて、電話が来る時間を想像していたのです。

「コミュニケーション」とは、認知や価値観などの前提のズレを考慮した上で、相手に合った表現方法によって、こちらの意志を伝え受け取ってもらうこと。「コミュニケーション能力」とは、相手にこちらの意志を伝えて気づかせたり、どうしたらいいか自己決定をしてもらったりして、次のステップへと相手の行動を変えていくチカラです。

コミュニケーション能力とは人を動かすチカラ

1つ例題を出します。

Aさんが、Bさんとの待ち合わせに遅れそうです。あなたがAさんなら、遅れることをBさんにLINEでどう伝えますか?

答えは、3番です。

①ごめんちょっと遅れそう✖

②15分遅れそう△

③15分遅れそうと伝えて実際10分遅れで到着する○

コミュニケーションは、あなたが仕事で成果を上げるだけではなく、あなたの日常にも大きな変化をもたらします。

例えば、

・人間関係に自信が持てるようになります
・感情のコントロールができるようになります
・自分を責めることが減り、毎日が楽になります
・周りの人の相談に対応できるようになります
・苦手な相手と上手に付き合うことができます
・自分自身を安定させるテクニックが身につきます

コミュニケーションの対象は、大きくは2つに分かれます。

1つは、これまでご紹介してきた「他人とのコミュニケーション」そしてもう1つは、「自分とのコミュニケーション(内部対話)」です。自分とのコミュニケーションは、自分自身の中に「気づき」や「自己変化」を与えてくれます。ぜひ、自分とのコミュニケーションも意識してみて、人(他人、自分)を動かす力を体感ください。

コミュニケーション能力を鍛える方法はたくさんあります。しかし、あなたに合った鍛え方をしなければ上達する前に諦めてしまうことが多いです。当スクールでは無料体験レッスンを実施施しています。

約1時間のレッスンであなたの悩みを解決する話し方・練習方法をお伝えします。コミュニケーションはピアノやスポーツのように、習えば必ず上達します。あなたをレッスンでお待ちしております。

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よくある質問

コミュニケーションが苦手な人はどうすればいいですか?

これまで1000人以上の話すのが苦手な方にコミュニケーションを教えてきました。その上で、コミュニケーションは誰でも上手くなります。コミュニケーションが苦手な原因と自分に合った改善方法を学び、トレーニングするだけで、早い方だと1ヶ月で見違えるようになります。

どのようにして相手に分かりやすく伝えることができますか?

分かりやすく伝えるためには、言葉以外に、表現や声のトーン、相手の聞く環境づくりなど様々な方法があります。心理学の調査によると、「話しの内容」より、「自信を持って話している」「話し手の服装」の方がコミュニケーションに必要であるという報告もあります。

非言語的コミュニケーションの重要性は何ですか?

非言語的コミュニケーションは、言葉以外の方法で情報を伝える手段であり、相手の感情や態度を読み取るために重要です。また、言葉だけでは伝えにくいニュアンスや感情も、非言語的コミュニケーションで伝えることができます。

相手の話を聞く上で注意すべきポイントは何ですか?

相手の話を聞く際には、以下のポイントに注意してください。

  • 目を見て話を聞く
  • 程よく相槌をする
  • 同じ相槌をしすぎない(例:なるほどしか言わない)
  • 相槌のトーンに高低差をつける
  • 無表情で話を聞かない など
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この記事を書いた人

冨澤 貴明のアバター 冨澤 貴明 代表取締役

55回の転職。10年のいじめ。6年のうつ病を経験したからこそ教えられる【実践的コミュニケーションスクール】サンライズ代表の冨澤貴明(トミー)です。コミュニケーションは、どんな資格・スキルより人生に大きな影響を与えます。あなたの人生をよくする方法をご紹介します!

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